よくある質問
大学入試について

大学のパンフレットはどこに注目するべき?

「大学のホームページを見るだけじゃダメなの?」という疑問を抱えている人もいるでしょう。パンフレットをもらう人は、その大学について詳しい情報を知りたい人です。誰にでも気軽に知ってもらうことが目的のホームページに対して、パンフレットは学校の詳細を伝えるという目的があるのです。ここでは、大学のパンフレットを読む時の心得や、注目すべきポイントについて解説していきます。ぜひ参考にしながら、自分の志望校のパンフレットを読んでみてください。新たな発見があるかもしれません。

大学のパンフレットで注目すべきポイント

パンフレットは、学校説明会やオープンキャンパスで配られるか、あるいはDRICOM FRIENDsや各大学ホームページから資料請求ができます。なるべく多くの大学からパンフレットを取り寄せて、比較・検討してみましょう。その際に役立つ項目を5つに絞って紹介します。

基本理念

パンフレットの冒頭には多くの場合、基本理念が書かれています。大学として何を目指しているのか、どんな学生を求めているのかについて、学長の言葉と一緒に記載されていることが多いです。自分の考えや目標と、大学の理念や目標が合致するのか考えながら読んでみることで、大学との相性がわかるようになります。

ちなみにAO入試や推薦入試では、志望理由書を書かなければなりません。基本理念を参考にすることで、自分がなぜその大学を選んだのか明確にすることができ、志望理由書が書きやすくなるだけでなく面接対策にもつながります。入試の観点からも、注目して読んでみましょう。

学部・学科の紹介

次は学部・学科を紹介している項目に目を通しましょう。パンフレットには通常、学部・学科ごとの「学びの特長」、「カリキュラム」、「ゼミの紹介」、「取得可能な免許・資格」などについて記載されています。その学部・学科で学べることと、自分の興味と合うかどうか考えてみましょう。そのうえで、カリキュラムに目を通してください。何年次にどの科目が履修できるのか、理解しやすいように図や表が掲載されていることが多いです。複数の大学のカリキュラムを見比べることで、自分の勉強したい内容に合致した大学を知るきっかけにもなります。また、教授の専門を確認しましょう。自分の興味のある分野を専門としている教授がいれば、より高度な研究ができたり深い知識を得ることができたりするでしょう。

取得できる免許や資格は何か、という点も重要です。「歴史の教員になりたい」と思って社会学部に入っても、取れるのは公民の教員免許のみで、歴史の教員免許が取得できないということもあります。自分の取りたい資格や免許がはっきりしている場合は、取得できるのかどうか、どれくらいの人が取っているのか、その辺りまで詳しく書かれているパンフレットもありますので、入念に確認して後悔のないようにしてください。

各種サポート

キャリアサポート、奨学金、留学制度など大学が用意している各種サポートは、充実した大学生活を送るために欠かせないものです。特に多くの人に関係があるのは、キャリアサポートでしょう。進学の先には、就職が待ち構えています。就職に関して、どうすればよいのかわからない人も多いはずです。大学側は適性検査やワークショップなどを行い、学生1人ひとりが就職できるよう様々なサポート体制を整えています。この体制がほかの大学に比べて充実しているかどうかにも注目しておくべきでしょう。

奨学金制度についても、パンフレットで確認しておきましょう。奨学金と関連して、学費のチェックも欠かせません。授業料、実習費、設備費の内訳はどうなっているのか確認し、4年間通い続けてトータルいくらかかるのか見て、複数の大学を比較・検討してみましょう。

就職実績

就職実績はほぼ必ず書かれており、注目すべきポイントになります。どのくらいの就職率なのか、あるいは資格取得率はどうなっているのか、それぞれを数値化し、グラフや表でわかりやすくまとめてあります。大学全体の就職率はもちろん、学部ごと学科ごとの就職率にも目を向けてください。

大事なのは、単に数字を見るだけではなく、その数字が実現された背景を探ることです。キャリアサポートの充実によって就職率が高くなっているのか、実践的な授業が多いことによって就職率が上がっているのか、要因を探ってみてください。就職率の内訳を見ることも大切です。就職率90%となっていても、そのうちどのくらい人数が大企業に就職したのかといったように、より細かな視点で注目してみましょう。どの業種に就職している人が多いのか、前年と比べて割合は減っているのか増えているのか、多角的な視点でデータを見ることが重要です。

以上が大学のパンフレットを読むうえで注意すべき項目です。
パンフレットを読む時は、ただ漠然と眺めるのではなく「心」と「頭」の両方を使って、内容を吟味(ぎんみ)してください。パンフレットをめくっていると、キャンパスライフを想像して「楽しそう」、「おもしろそう」というプラスの感情、「退屈かも」、「めんどくさそう」というマイナスの感情が芽生えてくるかもしれません。そんな時はただ感情に流されるのではなく、どこを読んで自分がそんな風に感じているのかよく考え探ってみてください。「心」で読んで、「頭」で探るのです。そうすれば、自分が何に興味を持っていて、大学を選ぶ時に何を大切にしているのかがわかってきます。そのうえで、ここで紹介した項目に注目してみてください。自ずと進みたい大学が絞られてくるはずです。

ケータイでもオープンキャンパス・体験入学をさがせるよ!オープンキャンパス・体験入学を探そう

【オープンキャンパス・体験入学をお探しの皆様へ】

「オープンキャンパス・体験入学を探そう!」は、全国最大級のオープンキャンパス・体験入学の情報サイトです。数ある情報の中から、あなたに合った大学・短期大学(短大)・専門学校のオープンキャンパス・体験入学を簡単に検索することができます。キーワードや地図や所在地や日程など、色々な方法で検索することができ、気になる学校の資料請求をすることも可能です。あなたにぴったりのオープンキャンパス・体験入学探しをサポートします。

【オープンキャンパス・体験入学に行くメリット】

志望する大学・短期大学(短大)・専門学校を実際に見て回れる「オープンキャンパス」に参加することで、志望大学の環境や雰囲気、学べる学問のイメージがつかめます。「体験入学」は実際の授業や講義を体験できたり、図書館や学食などの施設を見学できるなど、学校選びに役立つ学びがたくさんあります。
同じ学校でも学ぶ学問や分野が異なれば、その中身も異なるものです。パンフレットやウェブサイトなどでは分からないリアルな情報が得られ、学校ごとの強みやポイント、授業の雰囲気やどのような先生がいるのかも分かるので、気になる学校にはぜひ行ってみることをおすすめします。
また、オープンキャンパスや体験入学の実施時には、入試に関する説明会などが合わせて実施されることも多いため、事前の入試対策としてもぜひ参加してみましょう。
いくつかの学校を見比べることで、本当にやりたいことや行きたい学校が見つかることがあるかもしれませんよ。