よくある質問
大学生活について

入学後のオリエンテーションって何をするの?

入学を間近に控えた時期になると、「オリエンテーション」という言葉を見聞きする機会が増えてくると思います。漠然と説明会のようなものだと理解しているかもしれませんが、オリエンテーションには説明会以外にも様々な行事が含まれています。「オリエンテーションって何をするの?」、「オリエンテーションには参加しなきゃいけないの?」こうした疑問に答えていきながら、ここではオリエンテーションに関する具体的なイメージを固めていきます。オリエンテーションは、有意義な学生生活を送るために欠かせないものです。きちんと理解して、新たな学生生活を滞りなくスタートできるようにしましょう。

入学後のオリエンテーションで何をするのか

入学後のオリエンテーションは、入学式が終わってから前期の授業が始まるまでに実施される新入生向けのプログラムのことです。「新入生オリエンテーション」と呼ばれることもあります。学生生活を送るうえで必要となる知識を得たり、人間関係を構築したりすることを目的に行われるものです。たいてい、数日から1週間くらいの間、全学部共通・学部ごとのガイダンスやクラスごとのガイダンス、各種ワークショップなどが開かれ、新入生はこうした多様な行事に参加することとなります。

「めんどくさい」と思う人がいるかもしれませんが、このオリエンテーションには必ず参加してください。履修登録の説明やクラス分けに必要なテスト、健康診断など大学生活に欠かせない行事が多数行われています。重要な資料が配られることもありますので、参加することは必須だと思っておきましょう。大学ごとに実施されている内容は多岐にわたりますが、ここでは、全学部共通・学部ごとのガイダンス、クラスごとのガイダンス、学力テスト、健康診断に分けて解説していきます。

全体(全学部共通・学部ごと)のガイダンス

オリエンテーションの最初は、全体のガイダンスから始まります。広い教室や大きなホールに多くの新入生が集められ、大学生活についての説明を受けることになります。キャンパスライフについて、施設の利用について、情報倫理について、研究倫理についてなど、大学生として最低限知っておくべき事柄を学ぶことができるのです。もちろん、これから始まるオリエンテーションの流れについても解説してもらえます。加えて、このガイダンスでは、必要書類の提出や受取も行われます。履修要項や時間割りなど、大学で授業を受けるためには欠かせない重要な資料が配られるのです。さらに、学籍番号やクラス分けについてもこのタイミングで知らされることになります。同時に学生証が交付されることもありますから、全員必ず参加しなければならない大事なガイダンスというわけです。

クラスごとのガイダンス

全体のガイダンスが終了すると今度はクラスごと・専攻ごとに分かれて、ガイダンスを受けることになります。どのように履修登録をするのか、そのクラス・専攻でどんなことを研究しているのかなどについて説明があります。履修登録をミスしてしまうと、いくらテストでよい点を取っても単位を取得することはできません。そのため、このガイダンスに参加して、きちんと履修登録の方法を把握しておきましょう。また、教授陣の紹介や挨拶も行われます。それぞれの専門領域や、受け持つ授業に関して知ることができますので、自分の研究したい分野と照らし合わせながら、どの先生の授業を受けたいのか考えてみるとよいでしょう。さらに、先輩からの挨拶があったり、懇談会が行われたりすることもあります。これから一緒に学びを深めていく仲間として、お互いを知るためのよい機会になるでしょう。

学力テスト

オリエンテーションの際には、どの大学でもほぼ必ずテストが実施されます。主に英語、国語、数学、物理などの複数科目を扱う総合的なテストか、英語のみの学力を測るテストのどちらかを受けることになります。特に英語のテストが多く、プレイスメントテストの形式で実施されています。プレイスメントテストとは、習熟度別にクラスを編成する目的で行われるテストのことです。この時受けたテストの成績に応じて、英語のクラスが決まるわけです。基礎レベルの授業なのか、応用レベルの授業なのか、自分が受ける授業のレベルがこのテストで決定しますので、事前にしっかり準備したうえでテストに臨みましょう。

健康診断

健康診断は、「学校保健安全法」に基づいて、年に1回行われます。当然ですが、新入生も健康診断の対象となります。必ず参加しましょう。自分の健康状態を知るためという目的もありますが、同時に学生生活を円滑に進めるためにも健康診断の受診は欠かせません。というのも、健康診断の後に発行される「健康診断証明書」がなければ、体育の授業や留学をはじめ、各種のイベントやアルバイトができなくなるからです。それらの授業や行事では、必ず健康診断証明書の提出が求められます。もし、大学で健康診断を受けられない場合は、病院やクリニックで健康診断を受診し、健康診断証明書をもらう必要があります。ただしその際は、費用がかかりますので、基本的には大学で健康診断を受けたほうがよいでしょう。

種類豊富なオリエンテーション

上記で紹介した入学後のオリエンテーションは、どこの大学でもほぼ必ず実施されている行事です。しかし大学では、ほかにも多様なオリエンテーションが実施されています。例えば「オリエンテーション合宿」と称して、1泊2日のお泊り合宿を企画している大学もあります。旅行先や大学で寝泊まりし、各種のレクリエーションを通して、同級生や上級生と親睦を深めることができるのです。また、教職課程の受講を希望する学生向けのガイダンスや、海外留学を希望する学生向けのガイダンスなど、必ず出席すべきものから任意参加のものまで、豊富なオリエンテーションが用意されています。

いま受験を考えている大学、あるいは入学を控えている大学にはどんなオリエンテーションが設けられているでしょうか?事前に調べておいて、必修のものはもちろん、任意参加の行事にも積極的に参加してみましょう。また、オリエンテーションの機会に友達を作る学生も多いです。誰も知り合いがいない状態だと心細いかもしれませんから、オリエンテーションをきっかけに、隣の人に話しかけるなどして、交流の幅を広げてみるのもよいでしょう。

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