よくある質問
大学生活について

インターンシップってなに?

就職活動の一環としてインターンシップに参加する学生は年々増えています。同時に、就職活動中の先輩から「インターンシップには参加すべき」という話を聞く機会も増えたかと思います。しかし、インターンシップについて、なんとなくイメージはできるものの、結局何のために参加するのか、どんなメリットがあるのかなど、インターンシップが具体的にどんなものかわからない人もいるでしょう。自分の成長、あるいは就職活動を成功させるためにも、インターンシップについてきちんと理解して、効果的に活用しましょう。

インターンシップとは

インターンシップとは、学生が企業や行政機関に行って職業体験することを指します。企業はグループワークやレクチャーなど、様々なプログラムを用意しており、学生は自分が興味のある企業を選んで参加し、こうした多様なプログラムを体験しながら業界への理解を深めたり、企業の雰囲気を知ったりすることができるのです。職業体験とはいえ、いきなり実際の業務を任されることは少なく、企業や業界の紹介だったり、課題が出されてそれをクリアしながら仕事のやりがいや意義について理解を深めていったりするようなプログラムが増えています。仕事のシミュレーションができる場と考えるとよいでしょう。

インターンシップの期間

インターンシップは、大学3年生の夏~冬にかけて参加するのが一般的で、3月1日から本格的にスタートする就職活動の前に、インターンシップで社会の雰囲気を一足早く体験することができるわけです。もちろん、大学3年生だけでなく、1年生や2年生でも参加することができます。夏休みや春休み、冬休みなど休暇期間を利用してインターンシップに参加する学生もいれば、もっと長いインターンシップに参加する学生もいて、1日限定で開催されるインターンシップに参加する学生もいます。このように、現在、インターンシップの種類は多岐にわたっており、自分の都合に合わせて様々な企業に足を運ぶことができる状況です。非常に充実しているわけです。

インターンシップに参加するメリット

インターンシップに参加することで、複数のメリットを得ることができます。「就職活動で有利になるの?」、「どんな意味があるの?」などの疑問を持っている人も多いはず。こうした疑問に答えるために、インターンシップのメリットを以下にご紹介いたします。

社会人として働くイメージが湧く

インターンシップで得られるメリットとしてまずは、社会に出る前に、社会の雰囲気を知ることができる点が挙げられます。業務に取り組んでいる社員の様子や、言葉遣いなどから社会人とはどうあるべきなのかを感じ取ることができるでしょう。普通に生活しているだけでは得られない緊張感を肌で味わうことで、実際に働いたときのイメージがしやすくなるはずです。そうやってイメージをしっかり持ち、現場の雰囲気に慣れておけば、就職した後も学生生活とのギャップに苦しむことなく、社会人として自然とふるまうことができるでしょう。

実践的な業界・職種研究ができる

業界・職種研究に役立てられることも、インターンシップに参加する大きなメリットです。「IT業界」、「自動車業界」、「広告業界」、他にも多くの業界が存在します。しかもその1つの業界の中には、いくつもの職種があるのです。例えば、IT業界には、webデザイナーやプロジェクトマネージャー、それからエンジニアなどその種類は挙げればキリがないほどです。そのため、なかなか具体的なイメージをつかむことは難しいのではないでしょうか。もちろん、企業の説明会や書籍等で業界・職種を研究することはできます。しかし、実際に働いているときの感覚や雰囲気まではわかりません。知識だけで業界・職種へのイメージを膨らませるよりも、一度仕事を体験してみることで、自分に合う・合わないを判断しやすくなります。多くのインターンシップに参加することで、就職してから「イメージと違ってた」というようなミスマッチを防ぐことにもつながります。自分が何をやりたいのかまだ明確でない人も、様々なインターンシップに参加すれば、興味のある分野がわかってきて、進むべき道が見えてくるかもしれません。このように、インターンシップに参加することで、視野を広げながら、より実践的な業界・職種研究ができるのです。

知識の習得やスキルアップにつながる

すでに説明した通り、インターンシップではグループワークや社員からのレクチャーを受けることができます。こうした活動を通して、業界や職種を理解するのに欠かせない専門的な知識を学び、後の就職活動に生かすことができます。ほかにも基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力を磨くこともできるので、別の業界や企業に進路を変更しても役立つスキルを就職活動の前に身につけられるのです。普通の学生は、新卒採用されてから、こうした基本的なビジネススキルを身につけることになりますから、インターンシップでその点を先に学んでおけば、ほかの新人よりも一歩リードすることができるでしょう。さらに、就職活動の面から考えても、先に知識やスキルを持っていることで有利に進めることができます。実践的なスキルをいち早く習得できるため、インターンシップに参加することは、就職活動や就職後の活躍のためにも、とても重要なのです。

企業の採用情報をいち早くキャッチできる

企業によってはインターンシップへ参加した学生に向けて、採用セミナーの告知など採用に関わる情報をいち早く教えてくれることがあります。就職活動では、情報収集は重要になります。ほかの人よりも早く情報をキャッチできれば、就職活動で有利になるかもしれません。

選考フローが免除されることもある

企業はインターンシップを実施する中で、学生に知識やスキルを習得させながら、同時に優秀な学生を探しています。グループワークやプレゼンテーションなどの課題を進めていく中で、優秀さをアピールできれば、選考フローの一部を免除されることがあります。この時点で、ほかの学生より一歩リードすることができるのです。また、インターンシップ参加時に、エントリーシートを提出していれば、就職活動の際にもう一度提出するような手間を省けることもあります。いずれにしても、インターンシップに参加することで、結果的に就職活動を有利に進めることができるのです。

インターンシップの経験を使って志望理由を用意できる

インターンシップで知識やスキルを磨けば、就職活動で役に立つというのは、上記の通りですが、ほかにも、志望理由を説明しやすくなるというメリットもあります。社会に出て働いた経験がない人の場合、志望理由があいまいになりがちですが、インターンシップでの経験があれば、その経験をもとにして、志望理由の内容を固めることができます。インターンシップに参加して感じたことや気づいたことなどを使って、より具体性のある志望理由を用意することができるのです。

インターンシップの種類

「インターンシップってよさそう!」と思って検索してみると、「1Dayインターンシップ」や「短期インターンシップ」、「長期インターンシップ」など様々な種類のインターンシップが出てきて、何がよいのかわからず、混乱してしまうことがあるかもしれません。ここでは、代表的な3種類のインターンシップについて特徴をまとめています。自分にどのインターンシップが適しているのか判断するためにも、内容や期間など詳しく説明している以下の内容に目を通してみてください。

1Dayインターンシップ

1Dayインターンシップは、その名の通り、1日で完結するインターンシップです。1日だけですから、授業のない日やアルバイトのない日など予定の空いている日に、気楽に参加できます。複数回開催されていることも多いですから、自分の都合に合わせて参加しやすい点もメリットです。内容は主に、その企業や業界の紹介、社員との座談会、簡単なグループワークなどになります。1日という短い時間ですから、あまり本格的な職業体験はおこなえず、企業説明会をより濃くしたものが多い状況です。とはいえ、企業側は学生によい学びや気づきを与えるために、たとえ1日であっても知識やスキルを習得できるようきちんとプログラムを準備していますから、参加することで大きなメリットを得ることができます。特に複数の企業や業界を見て回りたいと考えている学生におすすめのインターンシップになります。

短期インターンシップ

短期インターンシップは、おおよそ数日~1ヶ月くらいの期間でおこなわれる職業体験です。1Dayインターンシップとは違って、グループ面接や個人面接などの選考を通過しないと参加できないことがあります。参加するにあたって目的意識を明確化させておく必要があるでしょう。夏休みや春休み、冬休みなどの期間に開催されていることが多く、学生はこうした長期休暇期間を利用して参加することになります。インターンシップの内容は、企業説明だけでなく、少人数に分かれて課題に取り組むグループワークや、企画の提案をおこなうプレゼンテーションなど、実践的な活動がメインです。ここで優秀な成績を残せば、選考の際に有利になることもあり得ますので、志望度の高い企業には積極的に参加しておくべきでしょう。

長期インターンシップ

長期インターンシップは、約3ヶ月~半年くらいの期間でおこなわれる最も実践的な職業体験です。場合によっては、1年~4年間同じ企業でインターンシップに励む学生もいます。実施期間は企業によってかなり多様だと考えておくとよいでしょう。この点からわかるように、長期インターンシップはアルバイトに近いものだと言えます。時給や日給は発生しますし、その中で社員と同じように実際の業務を担当することになります。とはいっても、難しい業務をいきなり任されることはほとんどなく、取り組みやすいものからスタートするのが一般的です。週2~3日の間、アルバイトのように参加し、実践的な知識やスキルを身につけることができます。ビジネスマナーや言葉遣いなど社会人として知っておくべきことを、きちんと用意された研修制度のもと学ぶことができますので、就職活動がスタートする前に、すでに社会人としての常識を身につけておくことが可能です。長いスパンで、しっかりした知識やスキルを獲得し、給料ももらいたい学生にはピッタリのインターンシップです。

高校生でもインターンシップに参加できる

インターンシップと聞くと、大学生がおこなうものというイメージを持っているかもしれませんが、近年では高校生に対してインターンシップを実施している企業も増えてきました。学校を通してエントリーできるところもあれば、ホームページから申し込めるところもあります。自分の気になっている分野でインターン生の募集をしていないか検索したり、学校の先生に聞いたりして探してみましょう。中には政治家体験のインターンシップまであります。将来なりたい職業が決まっていない人でも、少しでも興味のある分野でのインターンシップに参加してみてください。様々なインターンシップを経験する中で、きっと自分の進路が見えてくるはずです。

インターンシップについて理解は深まりましたか?インターンシップとは、職業体験のことです。インターンシップには1Dayインターンシップ、短期インターンシップ、長期インターンシップなど様々な種類やそれに応じた内容や目的があり、自分に合ったインターンシップを選べるようになっています。こうした多様なインターンシップに参加することによって、多くのメリットが得られることも理解できたかと思います。就職活動に直接的に関わるメリットもあれば、自分の成長を促してくれるというメリットもあり、インターンシップに参加すると社会人として成長できるため、結果的に就職活動を有利に進めることができるのです。インターンシップに参加しないでも就職活動に成功している人はいますが、インターンシップに参加したほうが、上記のようなメリットがある分、成功する確率が高くなります。ぜひ積極的に参加して、仕事に対する視野や可能性を広げていきましょう。

ケータイでもオープンキャンパス・体験入学をさがせるよ!オープンキャンパス・体験入学を探そう

【オープンキャンパス・体験入学をお探しの皆様へ】

「オープンキャンパス・体験入学を探そう!」は、全国最大級のオープンキャンパス・体験入学の情報サイトです。数ある情報の中から、あなたに合った大学・短期大学(短大)・専門学校のオープンキャンパス・体験入学を簡単に検索することができます。キーワードや地図や所在地や日程など、色々な方法で検索することができ、気になる学校の資料請求をすることも可能です。あなたにぴったりのオープンキャンパス・体験入学探しをサポートします。

【オープンキャンパス・体験入学に行くメリット】

志望する大学・短期大学(短大)・専門学校を実際に見て回れる「オープンキャンパス」に参加することで、志望大学の環境や雰囲気、学べる学問のイメージがつかめます。「体験入学」は実際の授業や講義を体験できたり、図書館や学食などの施設を見学できるなど、学校選びに役立つ学びがたくさんあります。
同じ学校でも学ぶ学問や分野が異なれば、その中身も異なるものです。パンフレットやウェブサイトなどでは分からないリアルな情報が得られ、学校ごとの強みやポイント、授業の雰囲気やどのような先生がいるのかも分かるので、気になる学校にはぜひ行ってみることをおすすめします。
また、オープンキャンパスや体験入学の実施時には、入試に関する説明会などが合わせて実施されることも多いため、事前の入試対策としてもぜひ参加してみましょう。
いくつかの学校を見比べることで、本当にやりたいことや行きたい学校が見つかることがあるかもしれませんよ。