大学の入試面接には、個人面接、集団面接、グループ討論、口頭試問といった4種類があります。それぞれの特徴を以下で説明します。
個人面接とは受験生1人に対して、面接官が1人、または数人で面接を行うものです。一般的な入試面接で多く採用されています。個人面接では、事前に提出した志望理由書などを基に質問されることがあります。そのため、志望理由書に沿った回答をするために書類のコピーを取り、記載した内容をしっかりと頭に入れておきましょう。
集団面接は、複数人の受験生に対して、面接官が1人、または数人で行われる面接のことです。集団面接では、他の受験生に問いかけた質問に対して、「あなたはどう考えていますか?」など、突然、質問されることがあります。そのため、自分の番ではない時でも気を抜かず、他の受験生が受けている質問もしっかり聞いて、常に対応できるように備えましょう。
グループ討論とは、受験生が5~10人のグループになって、1つのテーマに沿った内容の討論を行うものです。面接官から与えられたテーマについて、受験生が議論をします。グループ討論では、受験生のリーダーシップや積極性、協調性などが問われます。そのため、相手の意見を尊重しながらも、自分の意見を論理的に述べることがグループ討論では重要です。
口頭試問とは、面接中に学力や一般常識などが問われる形式の面接です。主に、理工系学部や医学・歯学・薬学・保健学系の学部で課されています。通常の面接とはやや質問内容が異なるため、各教科を復習したり、新聞やテレビニュースなどで時事情報を把握したりしておきましょう。また、1人ずつ実施されるか、複数人で実施されるかは各大学によって異なります。
このように大学の入試面接は、種類も豊富で、実施される面接は大学ごとに違います。まずは、志望大学の入試面接がどのタイプなのか把握しておくことが大切です。入試面接の内容は、学校案内やオープンキャンパスなどで情報を得ることができます。事前に面接内容の確認をして、入念な面接対策を考えておきましょう。