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働きながら大学や専門学校に行くことってできる?

近年、働きながら学びたいというニーズは拡大しています。「資格取得のために学校で勉強したい」、「仕事にかかわる専門的な知識を身につけたい」などの理由で、教育機関に戻ってもう一度学びたいと考える人は決して少なくありません。そして、実際に仕事をしながら大卒の資格を取得したり、スキルアップを実現させたりしている人もいます。もちろん、働きながら学ぶのは大変なことです。しかし、しっかりした目的と計画性があれば、いくらでも学び直すことはできます。ここでは、働きながら学校へ通う際のポイントを解説します。ぜひ、参考にして働きながらの就学を実現させましょう。

働きながら大学や専門学校に通うことは可能

結論から言うと、働きながら大学や専門学校に通うことは可能です。現在、社会人の学習の機会を拡大・拡充させるために、国はリカレント教育を推進しています。リカレント教育とは、義務教育が終わり、社会人として働き始めたあとでも、教育機関に戻って再び学ぶことができるシステムのことです。欧米ではこのリカレント教育が進められており、就業してからでも、仕事を中断して長期間の就学が認められるケースも少なくありません。日本では長期雇用の慣行から、仕事を中断して長期間就学するというのは実現されづらい状況にあります。しかし、そんな日本でも働きながらであれば学ぶことはできます。

リカレント教育の施策として、例えば、大学入学資格検定制度、オープンカレッジ通信教育科目等履修生制度、夜間部・昼夜開講制度、社会人向けのオープンキャンパスなど、大学や専門学校で学ぶ機会はたくさんあります。スキルを磨いたり、資格取得を目指したり、社会人になってからでも学校で学ぶことは可能なのです。

働きながら学ぶ場合に最低限注意したい3つのこと

働きながら学んでいる人は決して珍しくありません。ただし、前提事項として理解しておいていただきたいのは、「仕事と勉強の両立は大変である」という点です。仕事も勉強もハードなものですから、これを成功させるためには、注意しておくべきことがあります。働きながら学ぶ際の注意点を理解し、より有意義に大学や専門学校を活用しましょう。

1、目的を明確にしよう

就業と就学の両立はかなり大変です。普通は仕事が終われば、家に帰ってくつろげますが、例えば、夜間部に通い始めるとなると、朝から晩まで仕事と勉強に時間をとられる形になり、自由な時間が減ります。家族と過ごす時間や、プライベートな息抜きの時間も削られることは必至です。

それでも、大学や専門学校に通って学びたいのであれば、しっかりした目的を作る必要があります。そうしないと、挫折したり、ストレスに耐えられなくなったりして、途中であきらめてしまうことになります。何をするために大学や専門学校に通うのか明確にしましょう。例えば、仕事にかかわる分野の専門性を高めるため、あるいは就職や転職で必要な能力や資格を手に入れるためなど、人によって目的は様々あります。自分に足りない部分や、さらに磨きたい部分を明確にして目的をしっかり形作ることが重要です。

2、社会人向けの募集をしている学校を探そう

必ずチェックしておきたいのは、学校に社会人でも通える制度があるのかどうかです。学校によっては社会人向けのカリキュラムをほとんど組んでいないところもあります。事前にホームページを確認するなどして、その学校で社会人の学生を募集しているかどうかチェックしてください。学校によっては、働きながら学ぶことを前提にした社会人向けのカリキュラムを用意していたり、夜間部の講座が充実していたり、社会人でも学びやすい環境を整備しているところがあります。

とくに、夜間部や通信制があるかどうかの確認は大切です。通信制で受講できる学校も最近では増えており、Webで授業を受けることもできます。学校へ足を運ぶだけの時間を確保しづらい場合は、こうした通信制を利用するのも1つの方法です。ただし、通信制でも通常は、年に何度か学校に行って対面授業を受ける必要がありますので、その点は考慮しておきましょう。

また、事前に試験日や対面授業の日にちが分かるかどうかも重要です。働いている身からすれば、試験日が早めに分からないと、会社に休暇を申告するのが遅れてしまい、迷惑をかけることになるかもしれません。

3、職場の理解を得よう

残業が入った場合、夜間部の授業であっても出席できない可能性があります。働きながら勉強するためには、こうした残業はなるべく避けたいところです。そして残業を避けるためには、職場の理解が必要になります。まずは、上司に学校で勉強する理由を伝えて説得しましょう。

いつまでに卒業するのか、仕事に支障は出ないのか、職場から通える距離なのか、学校で得た知識やスキルをどのような形で仕事に還元できるのかなど、職場から理解を得るための材料を考えて用意しておきましょう。会社の状況にもよりますが、働きながら学ぶことを認めてくれる可能性が高くなります。

ここでは、働きながら大学や専門学校へ行くことが可能なのか、そして働きながら通う際の注意点は何かなどについて解説してきました。働き方や学び方が多様化する中で、働きながらでも、学校に通って知識を身につけたりスキルを磨いたりしやすくなってきています。就業と就学の両立は大変ですが、その分大きな達成感を得ることもできます。目的を明確にして、学校の情報を徹底的に調べ、職場の理解を得られるよう計画的に学習を進めていってください。そうすれば、きっと有意義な学びにつながるはずです。

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