専門学校での資格取得の条件は、目指す資格によって様々です。また、在学中に取得できる資格から、卒業と同時に取得できる資格まで、様々なパターンがあります。ここでは、専門学校での資格取得の条件について、詳しく説明します。
資格の中には、所轄省庁指定の専門学校を卒業すれば無資格で取得できるものがあります。工業系の資格であれば、「第2種電気工事士」や「測量士補」、調理系では「調理師」や「栄養士」、福祉系では「保育士」や「介護職員初任者」などが該当します。
専門学校を卒業することが、受験の条件となる資格もあります。専門学校の教育課程を修了することで、受験資格を得ることができ、その後の国家試験で合格すれば資格を取得できます。工業系では、「2級建築士」や「自動車整備士」が該当します。医療・福祉系では「看護師」や「放射線技師」、「言語聴覚士」、「作業療法士」、「歯科衛生士」、「針灸師」など、多くのものがあります。そのほか、「製菓衛生師」や「介護福祉士」、「社会福祉士」、「美容師」などがあります。
専門学校を卒業し、一定期間の実務経験を積むことで受験資格を得られる資格もあります。「1級建築士」、「管理理容師」、「管理美容師」、「管理栄養士」などは、各資格で定められた実務経験を有することが、資格取得の条件となっています。
専門学校の在学中に取得できる資格もあり、「情報処理技術者」、「インテリアコーディネーター」、「税理士」、「通関士」、「公認会計士」、「宅地建物取引主任者」などが挙げられます。これらの資格を取得するには、各専門学校で知識や技術を学んだのち、国家資格(学科試験)に合格することが条件となっています。
このように、専門学校での資格取得の条件は様々です。まずは自分が目指す職業にどういった資格が必要なのか、どのようにして資格が得られるのかを、しっかり調べましょう。