遅刻や欠席をした回数が、どのくらい推薦入試に影響があるかは、大学によって異なります。推薦入試の場合、出願するには学校長の推薦が必要です。この推薦を得るためには、学力だけではなく生活態度も重要な評価ポイントになります。ここでは、遅刻や欠席の回数によって推薦入試にどんな影響があるのかを解説します。
推薦入試を行っている大学の中には、出願条件に欠席日数の制限を設けていることがあります。遅刻や欠席日数が気になるのであれば、志望大学の出願条件に欠席日数の制限がないか確認してみてください。また制限がない場合でも、遅刻・欠席の日数があまりに多ければ、面接の際に理由を聞かれることがあります。その際に、きちんと理由を答えられるようにしておきましょう。ただし、その内容によっては、マイナス評価となることもあるため、注意が必要です。
遅刻の理由として多いのが、通学に利用する電車やバスの遅延です。確かに想定外の事故による遅刻は、仕方がない面もあります。しかし、回数があまりに多いと、印象が悪くなることがあります。万が一、通学に利用する交通機関が毎日のように遅延をしていたとしても、早めに家を出ることで遅刻を防ぐことは可能です。そのため、遅刻の理由が遅延というだけでは、遅刻対策を行わなかったとして、自己管理能力が甘いという評価になることがあります。
欠席の理由として体調不良を理由とする場合が挙げられます。確かに体調が悪い時はしっかり休み、回復に努めることが大切です。しかし、その状態が頻繁に起こるとなると、仮病やさぼりと疑われ、合否に影響を及ぼす可能性もあります。そのため、推薦での進学を目指すのであれば、できるだけ欠席日数を少なくすることが大切です。今まで休んでしまった分の日数を減らすことはできませんが、これ以上、欠席する日を増やさないためにも、体調を整え、きちんと授業に出席しましょう。
推薦入試は、在籍する高校の代表として出願するため、遅刻や欠席は少ないことにこしたことはありません。日ごろからきちんと自己管理をして、高校生活をおくりましょう。