推薦のメリットやデメリットは様々です。まずメリットとして、一般入試よりも早く合否が決まることが挙げられます。一方のデメリットは、推薦入試で不合格だった場合、一般入試に向けた準備が遅くなってしまうことです。ここでは、推薦入試のメリット・デメリットについて詳しく説明します。
推薦入試のメリットは、一般入試に比べて合否が決まる時期が早いことです。私立大学の場合は11月~12月に、国立大学の場合は1月の後半から2月の初め頃に合否がわかります。一般入試と比べて1~3ヶ月ほど早いため、余裕をもって大学生活に向けた準備ができます。また、一般入試と比べて試験科目が少なく、受験勉強の負担が少なくて済むこともメリットの1つです。学力試験がなく、面接や小論文のみというケースもあり、重点的な入試対策ができます。加えて、入試科目に苦手分野があったとしても、部活や課外活動などの実績をアピールすることが可能です。
推薦にはメリットがある一方、デメリットも存在します。まず、推薦入試で不合格になってしまった場合、一般入試までに十分な準備ができないということが挙げられます。はじめから一般入試に向けて受験勉強をしていた人に比べると、どうしても出遅れてしまいます。推薦入試から一般入試まで、期間は長くはありません。その間にいち早く気持ちを切り替え、一般入試に向けて出来る限りの勉強をする必要があるのです。また、大学入学までの期間が長い分、だらだらと過ごしてしまったり、大学入学後に一般入試で入学した人と比べて学力差がついたりするデメリットもあります。
基本的に、推薦入試には一般入試のような学力試験がありません。そのため、一見メリットが多いように思えますが、上記のようにデメリットもあります。学力試験がないということは、自分の実力に見合っていない大学に入学する可能性もあるのです。良くも悪くも自分の実力に見合わない大学へ進学すると、後から様々な問題が発生する可能性があります。そういった問題を防ぐためにも、志望大学選びは慎重に行いましょう。