指定校推薦は、校内選考を通過すれば、合格がほぼ確定する入試制度です。よほどのことがない限り合格を取り消されることはありませんが、中には取り消されてしまう例もあります。ここでは、どういった理由で合格が取り消されてしまうのか説明します。
指定校推薦で合格している場合、合格後に合格が取り消しになることはまずありません。学校にもよりますが、たとえ合格後に成績が著しく下がったり、赤点を取ったりしたとしても、心配する必要はないでしょう。ただし、高校を卒業できなかったり、問題を起こしたりした場合は、合格が取り消されるため、注意が必要です。
指定校推薦の合格を取り消されてしまう理由として、高校を卒業できなかったというものが挙げられます。大学に入学するには、高校や高専を卒業していることが大前提です。大学の入学手続きの際に、高校から卒業証明書などの必要書類をもらい、大学に提出しなくてはいけません。万が一、欠席数が多いなどの理由で、留年や中退となった場合に、それを隠したまま大学に入学することは不可能なのです。そのため、指定校推薦で合格が決まった後も、真面目に高校生活を送りましょう。
なお、高校や高専を卒業できたとしても、期限内に必要な書類を大学へ提出できなければ、入学が取り消されてしまう場合があります。そうならないためにも、提出書類の期限は必ず守りましょう。
指定校推薦で合格が決まっていたとしても、校則違反やトラブル、犯罪などを起こしてしまうと、合格が取り消されてしまうことがあります。近年問題になっているのが、飲酒や喫煙といったトラブルです。こういった停学処分になるような行為をしてしまえば、高校の代表として相応しくないという判断になり、せっかくの合格も取り消されてしまいます。指定校推薦で合格を得た場合、在学している高校の代表であるという自覚を持ち、残りの高校生活も気を抜かずに過ごしましょう。