推薦では、部活動や委員会に入っていると有利になる場合があります。ここでは、部活動や委員会が推薦に有利になる理由や、評価されるポイントなどについて説明します。
一般的に、推薦入試の枠を得るには、大学が指定する評定基準を満たさなければなりません。つまり、志望する大学が求める学力は最低限必要です。ただし推薦では、学力だけではなく、課外活動や生活態度も選考に関係します。そのため、部活動や委員会に入っていると有利になる場合があるのです。部活動の大会などで目立った実績がない場合でも、積極的に部活に取り組んでいたのであれば、その姿勢が評価につながります。
推薦入試には、学業推薦だけではなく、スポーツ推薦、課外活動推薦、文化・芸術活動推薦などがあります。これらの推薦入試は、高校生活の中で取り組んだ部活動や委員会活動などが評価の対象です。例えば、部活動に所属していて、大会やコンクールなどで優秀な成績を収めることができれば、推薦の際に高い評価を得られます。同様に、委員会や生徒会活動で積極的に自分の意見を述べたり企画を提案したりしていれば、リーダーシップを評価され、推薦で有利になる可能性があるのです。
多くの大学では、推薦入試の際に学科試験を導入せず、面接や論文のみの試験となっています。そのため、志望大学が面接試験を行っているのであれは、面接の場でこうした実績を大いにアピールするとよいでしょう。推薦入試の面接では、「高校で何を頑張りましたか?」と問われることが多くあります。その際には、部活動や委員会などを挙げ、どれだけ熱心に取り組んだか、自分の努力がどのような成果につながったかなどを、具体的なエピソードを添えてアピールしましょう。
このように、部活や委員会での活動が有利になるケースが多くあります。希望の大学に推薦入試で合格するためにも、学業だけではなく、部活や委員会の活動にも力を入れてみてください。