オープンキャンパスの参加が、推薦入試やAO入試などの出願条件になっている学校もあります。それらの受験方法を希望する場合は、早めに出願条件を確認して忘れずに参加しましょう。
また必須でなくても、参加すると面接や入試で有利になるオープンキャンパスもあります。例えば入試に面接があるなら、そこでオープンキャンパスの話題を取り入れることができます。さらにオープンキャンパスで入試対策を行っていれば、その学校に合格するための具体的な対策を教えてもらうこともできるでしょう。
志望動機には具体性を持たせると説得力が生まれます。「この学校で○○を学びたい」という志望動機より「この学校の□□に詳しい××先生の元で、△△の施設を使って○○について学びたい」と伝えたほうが学びたい気持ちが伝わりますよね。オープンキャンパスで感じた学校の魅力を取り入れるのもいいでしょう。学校のサイトやパンフレットだけでは読み取れない情報を組み込むことで、他の受験生との差別化になります。
先生に質問できるチャンスがあれば、他校と比べて力を入れていることを直接聞いてしまうのもいいですね。先生の話を聞いて、学校のアピールポイントに魅力を感じたのなら学校との相性はいいはずです。学校について気に入ったところや疑問に思ったことを細かくメモしておいて、面接の前に見直せるようにしておくと便利です。学校によっては、オープンキャンパスで面接対策講座や小論文の添削などを行うこともあります。その場で具体的なアドバイスがもらえるチャンスなので、見付けたらぜひ参加してみましょう。
入試対策イベントには様々なものがありますが、とくにプレ入試はおすすめです。本番に近い環境で模試を体験できるので、入試当日の練習にぴったりです。その他にも、進路相談会で現在の成績で合格できそうか、合格するためには何をしたらいいのかなど相談することができます。入試対策が行われる機会を見逃さないよう、去年の情報なども含めて志望校の情報をよくチェックしましょう。
オープンキャンパスを受験に活かすには、学校についての積極的な情報収集と、参加したいイベント開催日の確認が必要です。オープンキャンパスの開催数が少ない学校もありますし、入試対策イベントも毎回行うとは限りません。面接や入試を万全にしたいのなら、1年生や2年生の早い時期から参加しておくと安心です。