オープンキャンパスは、親といっしょに行っても大丈夫です。
高校生を対象にした調査では、「親と大学のオープンキャンパスに参加したことがある」と答えた女子が57.2%、男子が27.8%いました。実際に親同伴の高校生は珍しくありません。中には兄弟もいっしょにオープンキャンパスに参加する人もいるほどです。ほとんどのオープンキャンパスは高校生以外でも参加できるので、親同行でも断られることはあまりないでしょう。ただし模擬授業や実習は、高校生だけ参加可能という制限が付く可能性もありますので注意してください。
親とオープンキャンパスに参加することには、実は大きなメリットがあります。
・学校の雰囲気が自分に合っているか、親からの意見を聞くことができる
・学校の就職サポートや卒業生の就職実績を大人の視点から評価してもらうことができる
・学費や留学など学校にかかる費用が経済的に許容範囲か、親に判断してもらうことができる
オープンキャンパスに参加すると、自分だけでは分からないことや判断できないことも出てくるかもしれません。そんなときに、親は心強いアドバイザーになってくれます。
オープンキャンパスに親と行くことには、メリットだけではなくこんなデメリットもあります。
・親目線の意見に引っ張られてしまう可能性がある
・自分一人の都合で動くことができない
学校は自分が通う場所にもかかわらず、親の意見だけが強くなってしまうこともあるかもしれません。親と自分で意見が違う場合、言いづらいこともあるかもしれませんが、じっくりと本音で話すことが大切です。オープンキャンパス参加中にはこまめに感想を話し合い、気持ちが伝わるように意識しましょう。
最初から親と別行動するのもひとつの方法です。オープンキャンパスで学校を訪れたときに、見るべき場所はたくさんあります。親と手分けしてチェックすることで、多くの情報を集めることができるでしょう。その場合は、合流場所を具体的に決めておくと安心ですね。別行動なら、自分が行きたい場所を自由に回ることができますよ。
大学や専門学校の中には、保護者向けの説明会や面談を行っているところもあります。こちらは親子での参加率もぐっと高まりますので、見つけたら参加してみてはどうでしょうか。