大学入試の小論文は、論理的な文章で書くことが欠かせません。ポイントとして、感想文にならないことを心がけましょう。また、自身の書いた小論文を他人に見てもらい、きちんと伝わる文章であるか意見をもらうことも重要なポイントです。
大学入試の小論文では、主に論理的な文章を書くことができるかという点を見られる傾向にあります。課題文の理解度を問うもの、または課題文を読んだ上で自分の意見を述べるものが一般的です。まずは道筋を立てて、読み手にわかりやすく伝えるということを意識しましょう。
小論文を書く上で最も気をつけるべきポイントは、設題についての感想文を書かないことです。例えば、海と山のどちらが好きかを問われて、「海が好きです」で終わってはいけません。「魚が好きだから」「泳ぐことが好きだから」といったように、理由をはっきりと述べることが重要になります。また、設題やテーマをしっかり理解して、まず自分の書く小論文の着地点を決めることも重要なポイントです。
小論文の効果的な対策方法は、自分の書いた小論文を他人に読んでもらうことです。学校の先生や予備校の先生、塾の先生に読んでもらい、自分の書いた文章が人に伝わるかどうか判断してもらいましょう。また、志望校の出題傾向を調べた上で、それに合わせて自分の意見を論理的に展開し、論述する練習を行っていきましょう。
志望大学や志望学部によって小論文の出題傾向は異なります。例えば、医学部や看護学部の場合は、医療関係の課題文が多く、教育学部は教育関係の課題文が多いのが特徴です。また、大学の種類によっても、小論文に求められるものは異なります。私立大学では課題文の理解度を問うものが多く、国公立大学では課題文を理解した上で、意見を述べる設題が出されることが多い傾向にあります。