専門学校は、各職業に特化した専門的な授業を受けられる学校です。自分の学力レベルで選ぶのではなく、自分自身がどんなことを学びたいのか、将来どんな職業に就きたいのかなどをしっかりと考えてから学校を選びましょう。
将来に直結するからこそ、専門学校選びは慎重に行いましょう。目指したい分野を決めたら、その分野が学べる専門学校の資料を集め、オープンキャンパスにも参加すると良いでしょう。何校かの情報を収集し、以下のポイントに注目して比較・検討してみてください。
授業内容が希望するものと違っては意味がありません。将来目指す分野に関する専門的な講義や実習があるかどうか、また、就職した際に即戦力となれるような教育が受けられるかどうかをチェックしましょう。専門学校によっては必修科目が同じでも、選択科目の種類が異なることもあります。学びたい学科を決めたら、カリキュラムにしっかり目を通すことが大切です。
学ぶ環境は学校選びでとても大事な要素のひとつです。授業で使用する機材が新しいのか、古いのかもチェックしておきましょう。なぜなら、機材が古すぎてしまうと、実際に目指す職業に就いた時に通用しないおそれがあります。学校の設備については、オープンキャンパスで実際に見学してチェックしておくとよいでしょう。
専門学校では、卒業と同時に国家資格が取得できたり、受験資格が付与されたり、試験の一部免除などが受けられたりする場合があります。ただし専門学校によって、取得できる資格や条件などが異なりますので注意が必要です。資格の取得を目指す場合は、合格率も確認しておきましょう。
専門学校では、授業料とは別に教材費や研修費、検定受験料などが必要になることがあります。加えて、交通費や一人暮らしの生活費がかかるかもしれません。卒業までに必要なお金を計算し、場合によっては奨学金や学生寮の利用も検討しましょう。アルバイトで学費を賄うのであれば、その時間が捻出できるかどうかもチェックしてみて下さい。