“専門学校の入学試験の内容は、志望する学校や学科・受験する試験の種類によって変わります。多くの専門学校で推薦入試、一般入試、AO入試の3種類の試験方法を採用しています。
推薦入試では、書類選考と面接試験の組み合わせが多く、場合によって作文や小論文などを課されることもあります。応募基準や試験内容は様々であるため、自身の志望校がどのような推薦入試制度を採用しているのか、事前に確認する必要があります。
一般入試では、書類審査、学科試験、実技試験、面接、小論文や作文などを組み合わせている学校がほとんどです。受験生の適性判断に重きを置いており、勉学に対する意欲や態度も評価点となっています。小論文や作文では、学校側が定めた書式に沿って、出願動機や進学に対するアピールをするようにしましょう。
また医療や福祉系専門学校のように、国家試験合格を目指す学校は、学力を重点的に見る傾向にあります。
AO(エーオー)入試とは、受験者の人物像を学校側が総合的に見る試験で、主に書類審査や面接で合否を判定します。加えて、体験入学やセミナーに参加してレポートを提出することを必須条件としている学校もあります。AO入試で大切なことは、志望校がどのような人材を求めているか把握することです。
他にも、絵画やデザイン系の専門学校では、実技試験を行うケースも少なくありません。中には、試験料や授業料の減額といった特典を設けたり、入学前の事前授業を実施したりする専門学校も存在します。
志望校が決まった時点で直接学校へ試験の概要を尋ねるのがよいでしょう。学校のホームページを確認する、オープンキャンパスに参加して試験の質問をする、学校に募集要項をもらいに行くなど、事前の準備は必須です。
このように、専門学校によって試験内容は異なります。志望校の試験内容に合わせて、早めの対策を行っておくのが理想です。