よくある質問
大学の種類や学部について

学部選びの方法ってあるの?

なりたい職業によっては、選ぶべき大学の学部はおのずと決まりますが、大学で学びたいことがまだ漠然としている場合、どの学部に進めばいいのか悩みますよね。そこでここでは、自分の適性に合った学部の選び方を解説します。

[目次]
■大学の学部の選び方
・興味関心があるか
・自分の将来の職業と学問は合致しているか
・偏差値は自分に合っているか
・進学にかかる費用は予算内か
・行きたい大学の入れる学部を狙う
■大学ごとに設置している学部は異なる
■自分の学びたいことが学べる学部を志望することが大切
■オープンキャンパス・体験入学に参加してみよう

大学の学部の選び方

大学の学部を選ぶポイントは、まずは「興味関心があって積極的に学びたい分野か」、そして「自分の将来就きたい職業と大学で学びたい知識はつながっているか」を考えてみて下さい。その上で、「自分の学力と偏差値は見合っているか」、「進学にかかる費用は予算内か」といった観点でふるい分けすると、自分の進むべき学部が絞られてきます。また、「どうしてもこの大学でないと嫌だ」といった強いこだわりがある場合は、「行きたい大学で自分の学力でも入れる学部を狙う」選び方をすることも可能です。ここでは、こちらの5つのポイントからの学部の選び方を解説します。

興味関心があるか

大学では4年間という長い時間を、自分が選んだ学部のカリキュラムで過ごすことになります。そのため、学生生活を有意義にするためには、自分の興味関心が持てて積極的に学びたいと思っている学部に進学することがポイントになります。文芸小説が好きなら、進学先は文学部や文芸学部を選んだり、語学が好きなら、語学教育に特化した大学の外国部学部への進学を検討したりするなど、自分が4年間、高いモチベーションを維持したまま学習に取り組めそうな学部を選ぶようにしましょう。

自分の将来の職業と学問は合致しているか

学部を選ぶ際には、自分が将来就きたい職業をイメージし、学んだ知識が仕事でも活かされる学部を選択することが大切です。中には、将来像から逆算して考えることで、選択すべき大学や学部がおのずと決まってくるものもあります。例えば、将来就きたい職業が医師ならば、医学部への進学は必須になりますし、弁護士を目指すのならば、法学部への進学が近道になります。

ただし、自分の将来の夢が芸術的才能を要するものだった場合、例えば「ピアニストや歌手になりたい」「画家になりたい」といった類のものは、注意が必要です。この場合「音楽大学」や「美術大学」が提供する専門の学部に進学を検討することになりますが、音楽活動や創作活動だけで生計を立てられる「職業芸術家」になれる人はほんの一握り、ということは念頭に置いておいた方が良いでしょう。

もちろん、音大や美大に進学しても音楽関連企業や広告代理店などの一般企業に就職して活躍することも十分可能ですが、一般的な大学の一般的な学部に通う大学生に比べると、就職先の選択肢が狭まってしまうこともあります。高校生の中には、音大や美大に入れるくらいの実力はあったけれども、あえて通常の大学に進学し、将来の職業の選択肢を広げておく選択をする人もいます。

芸術的な学部を検討する際は、「職業選択の幅が狭まるリスクを負ってでも大学では芸術を学びたい」のか、「職業選択の自由の余地を残しておく」のか、人生戦略をしっかり考えて後悔のない選択をしましょう。

偏差値は自分に合っているか

行きたい大学や学部がある程度絞られてきたときに確認しなければならないのが「偏差値」です。学びたい学問が自分のイメージする将来像と合致していても、自分の成績では希望する大学に入学するのが難しいケースも存在します。そこで、大学や学部の偏差値を調べることはもちろんですが、自分自身の偏差値や成績を見つめなおすことが重要になります。もし、大規模な予備校が行う模擬試験の結果で偏差値が足りてない場合は、自身の学習習慣を見直し、偏差値を上げるための学習戦略を立てるようにしましょう。

進学にかかる費用は予算内か

進学する大学や学部によってかかる学費は大きく異なるため、学部を選ぶ際には進学費用の面も確認しておく必要があります。例えば、医学部への進学を希望する場合、私立大学を選ぶととても高額で、卒業するまでに学校により2,000万~4,000万かかります。実家が裕福で支払い能力が見込める場合は問題がありませんが、一般的な家庭だと、その金額の学費を支払うのは現実的にかなり厳しいかもしれません。その場合は、国公立の医学部、もしくは給与が支払われる防衛大の医学部への進学を検討する必要性があるでしょう。

医学部といった特殊な学部でなくても、通常、私立大学の場合、文系学部より理系学部の方が、学費は4年間で学校により100万~500万以上高くなっています。また、文系学部より理系学部の方が授業数やレポートが多く、アルバイトをする時間が取れない傾向にありますので、私立の理系学部に進学を希望する場合は、自分の学生生活の資金繰りについて事前にシミュレーションを行った方が良いかもしれません。

さらに志望する大学が通学圏内でない場合、将来的には一人暮らしをすることになります。その場合、学費と同時に生活費も追加でかかることになりますので、自分の家庭の経済状況で生活費の仕送りはどれだけ可能なのか、家族とよく相談する必要性が出てきます。もし、家庭から十分な仕送りが期待できない場合は、奨学金を利用することも検討してみましょう。特に近年は、私立大を中心に奨学金制度が充実してきていますから、大学進学を費用の面で難しいと決めつけずに奨学金情報を集めてみることをおすすめします。

行きたい大学で自分の学力でも入れる学部を狙う

高校生によっては、行きたい大学はあるけれども、学びたい学部に対するこだわりは特にない、という人もいます。大学は様々な学部を提供していますが、それぞれの学部ごとに人気の差があって偏差値と合格倍率が異なっているので、よく調べてみると「比較的入りやすい学部」と「比較的入りにくい学部」が存在します。

「大学の看板学部」や「行きたい学部だけ」に出願すると不合格になる可能性もあるので、とりあえず、「どうしても行きたい!」と思っている大学の様々な学部に出願して試験を受け、合格通知をもらった学部の中で最も自分の興味が持てるところに行くという受験戦略を組む人もいます。「学びたい分野に特にこだわりはないけれど、どうしてもこの大学に通いたい」、などの強いこだわりがある場合には、試してみてもいいかもしれません。

大学ごとに設置している学部は異なる

大学ごとに、設置している学部は異なります。文系学部と理系学部の両方を擁した総合大学もありますし、文系だけ、理系だけ、語学系だけ、など専門に特化した単科大学もあります。学校により校風や得意分野、カリキュラムが違うのでどちらが良いかは人によって意見が割れ、文系でも理系でも大学内で様々な学生と交流できる総合大学に魅力を感じる高校生もいれば、逆に単科大学のアットホームさに惹かれる高校生もいます。

また、「学部」は同じ傾向の研究ジャンルをまとめた「大学を構成する単位」を指しており、その中でさらに「学科」として専門分野に特化した科目に細分化されます。たとえば「文学部」と一言で言っても、その中で「文学科(日本・英米・フランス・ドイツ・ロシアなど)」、「史学科」、「哲学科」、「心理学科」、などと様々に分かれているため、文学部の何科で学びたいのかについては大学のHPやパンフレットに掲載されている学問の内容を確認するようにしてください。

さらに実際の入試の試験科目は、学部学科ごとに異なります。自分の志望する大学の学科が決まったら、試験科目として何が課され、合格者数はどのくらいなのかをチェックしておきましょう。

自分の学びたいことが学べる学部を志望することが大切

学部の選び方について様々な方法をお話してきましたが、「心の底から学びたい!」と感じる学問があるなら、迷わずその分野に進学することをおすすめします。大学の4年間は、自分の好きな学問を熱中して学べる貴重な時間で、この時学んだことは一生の財産になります。自分の心に反する学部を選ぶより、学びたい分野を思いっきり学ぶ選択をする方が、より大学生活は充実したものになるはずです。

もし「この学問は就職に役立たないかもしれない」と不安に思うなら、早めに就活情報の収集を始めましょう。就職活動を有利に進めることができそうな知識や資格は、早いうちから別途で学習して準備しておけば問題ありません。

特に大学で学ぶ分野についてこだわりがない場合は、とりあえず将来を見据えて戦略的に学部選択を行っておくことをおすすめします。その中で、自分の適性と興味関心に合った学問に打ち込むと、自分の将来の職業にも役立つことでしょう。

学部の選択は大学生活においてだけでなく、将来にも大きく関わる選択になるので、時間をかけてじっくりと検討し後悔のない選択をしてください。

オープンキャンパス・体験入学に参加してみよう

どの学部を選べばいいか迷ったら、オープンキャンパスに実際に参加して学校の様子を見てみることをおすすめします。学校によっては、オープンキャンパス日以外でも校内を公開しているところもありますから、学校指定日でのオープンキャンパスの参加が難しい場合は、学校に問い合わせて、別日に見学させてもらうようにしましょう。

日本ドリコムが運営する「オープンキャンパス・体験入学を探そう」のサイトでは、以下の3つの方法から大学・短大・専門学校のオープンキャンパス・体験入学を検索できます。

①所在地・分野・日程を指定
②キーワード・学校名を指定
③地図から絞り込む

オープンキャンパスに参加することで、志望大学の環境や雰囲気、学べる学問のイメージがつかめます。「体験入学」は実際の授業や講義を体験できたり、図書館や学食などの施設を見学できたりなど、学校選びに役立つ学びがたくさんあります。

パンフレットやウェブサイトなどでは分からないリアルな情報が得られ、学校ごとの強みやポイント、授業の雰囲気やどのような先生がいるのかも分かるので、気になる学校にはぜひ行ってみることをおすすめします。いくつかの学校を見比べることで、本当にやりたいことや行きたい学校が見つかることがあるかもしれません。

日本ドリコムは、進学情報やキャンパス情報を通じて「がんばる高校生」を応援しています。このサイトを活用し、自分に合った大学を見つけてください。

将来、本当にやりたいことや行きたい大学を探す!

ケータイでもオープンキャンパス・体験入学をさがせるよ!オープンキャンパス・体験入学を探そう

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【オープンキャンパス・体験入学に行くメリット】

志望する大学・短期大学(短大)・専門学校を実際に見て回れる「オープンキャンパス」に参加することで、志望大学の環境や雰囲気、学べる学問のイメージがつかめます。「体験入学」は実際の授業や講義を体験できたり、図書館や学食などの施設を見学できるなど、学校選びに役立つ学びがたくさんあります。
同じ学校でも学ぶ学問や分野が異なれば、その中身も異なるものです。パンフレットやウェブサイトなどでは分からないリアルな情報が得られ、学校ごとの強みやポイント、授業の雰囲気やどのような先生がいるのかも分かるので、気になる学校にはぜひ行ってみることをおすすめします。
また、オープンキャンパスや体験入学の実施時には、入試に関する説明会などが合わせて実施されることも多いため、事前の入試対策としてもぜひ参加してみましょう。
いくつかの学校を見比べることで、本当にやりたいことや行きたい学校が見つかることがあるかもしれませんよ。