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大学に行く理由や意味は?

「大学に行く意味ってあるのかな…」と考えたことありませんか?世間では大学に行く意味はないという考えの人ももちろんいて、実際にそのような意見を耳にすることもあるでしょう。でも大学に行くことで得られる経験もあるはずです。「他のみんなが行くから自分も行く」ではなく、もう一度、大学に通う意味や、得られる経験について考えてみませんか?

[目次]
■大学に行く意味
■大学に行く7つのメリット
①さまざまな同級生と学び合える
②自由な時間を確保できる
③自立心が育つ
④より専門的な内容を学べる
⑤大卒しか就けない職業もある
⑥就職や年収が有利
⑦世界で働ける可能性も
■大学に行く理由はひとそれぞれ
■大学のオープンキャンパスや体験入学を検索してみよう

大学に行く意味

大学に行く理由や意味は人によってさまざまです。また、必ずしも大学に行かなければならないというわけでもありません。大学に行かなくても社会的な成功を収めた方もいます。中でも有名なのは、ZOZOファウンダーの前澤友作さんではないでしょうか。2020年のフォーブス長者番付によると、彼の保有資産は2030億円、日本で23位の富豪とのことです。

参照元:日本長者番付 2020

また、米Appleの創設者、スティーブ・ジョブスも大学を中退しており、学歴としては「高卒」ではありましたが、iPodやiPhoneなどの革命的な商品を次々とリリース。生前はGame Changerとして世界に影響を与え続けました。

このように、学歴がなくても世界的に成功を収める人は実在します。そのため、「大学に行く意味が分からないなら、大学に行かなくてもいいかも…」、という発想をする人もいるかもしれません。でも、学歴がないハンディをはねのけて成功できる人はほんの一握りであることを忘れてはいけません。

今現在、すでに何かずば抜けた商才があり、それで十分生計を立てられる自信と覚悟があるのならば、大学に行かず今すぐ得意分野で勝負して生きる選択肢をしても良いかもしれません。しかし、まだそこまでの確信が持てないのならば、「自己発見」、「社会学習」、「経済力の確保」という意味においても、大学に行く価値はあります。

そこで次章では、大学に行くメリットを具体的にご紹介します。

大学に行く7つのメリット

①さまざまな同級生と学び合える

高校までは、自分の住んでいる地域内での出会いに限られており、似たような考え方や習慣の中で生活することが多いですが、大学には全国からさまざまな学生が集まってきます。同じ日本といえども、それぞれの都道府県により「県民性」は異なりますし、分かりやすい例で言えば、関東と関西では文化や食習慣、方言などが違います。

異なる生活環境からはさまざまな人格が育まれるので、大学では自分が今まで思いつかなかったような斬新な発想をする同級生と交流できますし、今まで自分としてはすごく自信があった分野においても「ずば抜けた才能を持った同級生」と出会うこともあるでしょう。

そういった経験の中で切磋琢磨すると、自分自身の今までの考え方をよりよい方向に刷新することができ、未来への可能性をどんどん広げることができます。同じ学び舎で学び合える仲間たちとかけがえのない友情をじっくりと育めるのも、大学という環境がラストチャンスです。

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②自由な時間を確保できる

社会人になると、毎日の仕事に追われて自分のための時間はほとんどなくなってしまいますが、大学生のうちは自由な時間がたくさんあります。学割プライスで提供されるサービスもたくさんありますので、それらを最大限に有効活用しましょう。

たとえば自由な時間で、読みたいと思ったありとあらゆる本を読んで知見を広げたり、自分の適性を見定めて将来の職業についてしっかり考え、就職したい分野の業界研究を行ったり、就職活動や今後の人生を生きていく上で有利になりそうな資格試験の勉強に打ち込むこともできます。

語学学習も、廉価なオンラインサービスを活用すれば複数の言語を学ぶことが可能です。また現在は、オンラインでの国際交流プログラムが充実しているので、海外まで出向かなくとも、オンラインを通じて世界中の仲間と友好を育むこともできます。最近では、自由時間を活用して、意気投合した仲間たちとビジネスアイデアを持ち寄り、起業に挑戦する大学生たちも少なくありません。今しかない時間を有効に使い、将来のさらなる飛躍へとつなげましょう。

③自立心が育つ

大学に入学してから独り暮らしを始める学生もいます。今までは両親に家事の一切を任せていたかもしれませんが、今後は自分でそのすべてを行うことになりますので、家事能力がぐんと上がります。また、毎月を予算内で過ごした上で貯金をするためには、収入と支出のバランスを考えた行動が重要ですから、おのずと家計を維持するための知識も身につきます。

両親の管理下を離れるので生活の自由度が格段に上がりますが、それにともない[カット]自己責任で行動する必要性が生じるため、自分の行動の結果をしっかり見つめ直して自己成長へつなげる機会も多くなるでしょう。大学時代から独り暮らしが始められれば、まわりより一歩先に自立心を培うことができます。

④より専門的な内容を学べる

大学に行く最大のメリットは、より専門的な内容を学べることです。高校生で学んでいた内容というのはいわば学問における「基礎」の部分であり、「誰もが知っておくべき基本的な知識の暗記」が主体です。しかし大学では、その基礎を踏まえた上で、より深く専門的に学問を追求します。

大学でレクチャーするのは教授、准教授、講師とさまざまですが、ひとりひとり考え方や学問に対するアプローチが全く違うので、同じ分野を学んだとしても、多様な観点から学問を俯瞰できますし、大学のレクチャーをもとに行うゼミ仲間との意見交換を通じて「自分で考える力」も培うことができます。

その結果、たとえば経済学科に所属していたとして、経済学をより深く学ぶことにより、今まではTVに出てくる著名な経済学者の意見をうのみにしていたけれど、自分なりの考えで日本経済を分析して行動するようになる、といった成長を遂げる学生もいます。大学では知的好奇心の赴くまま、その分野の専門家のもと思う存分に学習に取り組むことができるので、「ワクワクするような知的体験」を経験できます。

⑤大卒しか就けない職業もある

職業の中には、そもそも大学に行った上で国家試験に受からないと就職資格がないものもあります。たとえば、医師や獣医師、薬剤師はその代表例です。公務員になる場合は、高卒でも可能なものもありますが、大卒でないと受験資格がないものもあります。公立の小中高教師になりたい場合も、大学で所定の単位をクリアして教員免許を取り、各都道府県の教員採用試験に合格しなければ、一般企業で言う「正社員」にはなれません。

また、弁護士や裁判官、検事などの法曹界では非常に高度な知識を求められますので、理論上は学歴がなくてもなれることになってはいますが、大学で専門知識を体系的に学ばないと、試験に合格するのは現実的に難しいでしょう。自分の目指す職業の中にこれらが含まれていたら、大学進学は避けては通れない道です。

⑥就職や年収が有利

多くの企業が採用条件として「大学卒業」を掲げています。特に大手企業ではその傾向が強く、大卒という肩書があるだけで就職活動の選択肢がぐっと広がります。そのため、いざ就職したい企業を見つけた際、学歴規定の条件に合わず応募できないといったことを避けるためにも、大学に進学しておくことをおすすめします。

もちろん高卒でも働ける企業はありますし、優秀な人材なら学歴がなくても採用しているという大企業の事例を聞くことはありますが、選ばれているのは「特別な経歴を持っていて確実に企業の成長にコミットできる人材」であることがほとんど。単に高校を卒業しただけで何もアピールポイントがない場合は、大卒の人材と比較されてしまった時に、企業側に採用してもらえる可能性は低いのが現実だと思った方が良いでしょう。

また、晴れて就職できた後も、高卒よりも大卒の年収の方が高い傾向にあります。事実、高卒と大卒では生涯年収が7000万異なるという統計も出ています。もちろん学歴がなくでも社会的な大成功を収めている方はいますが、何か突出した才能がない場合は、ひとまず大学に進学してある程度の社会的アドバンテージを確保しておくのも、一つの人生戦略と言えるでしょう。

参照元:年収ガイド

⑦世界で働ける可能性も

たとえば、みなさんが海外で就労したいと思った時は、「ワークパーミット」と呼ばれる就労ビザを取得する必要性がありますが、その取得条件として「大卒であること」を前提に掲げる国は少なくありません。中国や香港、シンガポールやベトナム、カナダやアメリカはその代表格です。そのため、「将来は海外で活躍したい」という思いが少しでもあるなら、大学を卒業しておいた方が、就労可能な国の選択肢を広げることができます。就労機会をグローバル化できるという点でも、大学に行く意味はあります。

参照先:Jetro

大学に行く理由はひとそれぞれ

大学に行く理由はひとそれぞれです。現時点ですでに「医師になりたい」、「弁護士になりたい」、と将来の目標を定め、それに向かって邁進している高校生もいると思いますが、今はまだ将来の夢がぼんやりしている人もいるでしょう。でも大学では、4年間でさまざまな経験を積み自分を見つめることで、自分のやりたいことや適性、夢をじっくり考えることができます。

大学は、自分の新たな可能性を再発見し、社会に出て大きく活躍するための下地を作る絶好の環境です。大学に行く意義がまだ明確に見いだせていなくても、大学卒業の資格を得ると人生の選択肢がぐんと広がってメリットが多いので、とりあえず大学へ行くという選択をしても問題はありません。

大学のオープンキャンパスや体験入学を検索してみよう

日本ドリコムが運営する「オープンキャンパス・体験入学を探そう」のサイトでは、以下の3つの方法から大学・短大・専門学校のオープンキャンパス・体験入学を検索できます。

①所在地・分野・日程を指定
②キーワード・学校名を指定
③地図から絞り込む

オープンキャンパスに参加することで、志望大学の環境や雰囲気、学べる学問のイメージがつかめます。「体験入学」は実際の授業や講義の体験や、図書館や学食などの施設を見学できるなど、学校選びに役立つ学びがたくさんあります。

パンフレットやウェブサイトなどでは分からないリアルな情報が得られ、学校ごとの強みやポイント、授業の雰囲気やどのような先生がいるのかも分かるので、気になる学校にはぜひ行ってみることをおすすめします。いくつかの学校を見比べることで、本当にやりたいことや行きたい学校が見つかることがあるかもしれません。

日本ドリコムは、進学情報やキャンパス情報を通じて「がんばる高校生」を応援しています。このサイトを活用し、自分に合った大学を見つけてください。

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【オープンキャンパス・体験入学をお探しの皆様へ】

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【オープンキャンパス・体験入学に行くメリット】

志望する大学・短期大学(短大)・専門学校を実際に見て回れる「オープンキャンパス」に参加することで、志望大学の環境や雰囲気、学べる学問のイメージがつかめます。「体験入学」は実際の授業や講義を体験できたり、図書館や学食などの施設を見学できるなど、学校選びに役立つ学びがたくさんあります。
同じ学校でも学ぶ学問や分野が異なれば、その中身も異なるものです。パンフレットやウェブサイトなどでは分からないリアルな情報が得られ、学校ごとの強みやポイント、授業の雰囲気やどのような先生がいるのかも分かるので、気になる学校にはぜひ行ってみることをおすすめします。
また、オープンキャンパスや体験入学の実施時には、入試に関する説明会などが合わせて実施されることも多いため、事前の入試対策としてもぜひ参加してみましょう。
いくつかの学校を見比べることで、本当にやりたいことや行きたい学校が見つかることがあるかもしれませんよ。