よくある質問
進路について

デザインの仕事に就くには大学と専門どちらがよいですか?

「デザインの仕事に就きたい」と考えている高校生にとって、進学先を大学にするのか、専門学校にするのかは悩みどころでしょう。デザインの仕事の中では具体的にどのような仕事に就きたいか考えていますか?具体的にどのような仕事に就きたいか決まっていない人、そこまで心配する必要はありません。漠然とデザインの仕事がしたいと思っているだけで具体的に何をしたいか自分でも分かっていないという人も実は多いのです。しかし、仕事の内容によって、大学に行くべきなのか、専門学校に行くべきなのかが変わってきますので、進みたい方向は早めに考えておく必要はあります。ここでは、代表的なデザインに関する職業を5つのカテゴリーに分けて紹介していきます。これを参考にして自分の関わりたいデザインの仕事を見つけ、進学先を決めていきましょう。

デザインに関わる5つの職業とは?

デザイナーは出版業界、広告業界、アパレル・ファッション業界、建築業界など、様々な業界で必要とされています。その中でどのような職業があるのか見ていきましょう。それに加えて、その職業の主な就職先についても説明していきます。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーはポスターや商品パッケージのデザインなどをしていきます。また、ゲームのデザインを専門におこなうゲームグラフィックデザイナーという職業もあります。

就職先:広告代理店や広告制作会社など

DTPデザイナー

DTPとは「Desk Top Publishing」の略のことで、直訳すると卓上出版。つまり、DTPデザイナーとはパソコンでおこなう出版業務のことを指します。出版物のイラストや写真、文章などのレイアウトなどをおこなうことが主な仕事内容です。

就職先:出版社や広告代理店、印刷会社など

イラストレーター

イラストレーターとは、IllustratorやPhotoshopなどの編集ソフトを使って、依頼を受けた絵を描く職業のこと。依頼先の要望や趣旨に合ったイラストを描くことが大切なポイントとなっていますので、必ずしも自分の好きな絵を描くだけではないということに注意が必要です。

就職先:広告制作会社、デザイナー会社など

環境デザイナー・空間デザイナー

環境デザイナーとは、公園や道路など社会生活空間、それから内装のデザインをする人のことです。具体的には、緑地計画や公園・施設の整備などにおいてデザインをおこなったり、商業施設や個人宅などにおいてインテリアや空間演出にこだわって内装をデザインしたりします。空間デザイナーの場合には、内装を中心とした業務となります。

就職先:建築会社や不動産会社、設計事務所など

ジュエリーデザイナー

ジュエリーデザイナーとは、宝石や貴金属を使ってピアスや指輪といったアクセサリーを作る仕事のことです。アクセサリーのデザインを考えることはもちろん大切ですが、宝石を鑑定する技術を求められることもあります。

就職先:ジュエリーメーカーなど。

ファッションデザイナー

ファッションデザイナーはその名の通り、洋服や靴、バッグといったファッションにまつわるもののデザインをします。

就職先:アパレルメーカーへの就職や有名デザイナーへの弟子入りなど

大学と専門学校の違い

大学と専門学校では、学ぶ内容が大きく変わってきます。専門学校は、デザインのことを専門的に学ぶための学校ですので、デザインに特化したカリキュラムとなります。そのカリキュラムで学ぶことによって専門性の高い技術を得ることができ、就職しても即戦力として働くことができるでしょう。多くの場合は大学に進学するよりも早く社会に出ることができるので、その分現場で経験を積むことができます。デザインの会社で働く場合には、技術力のある専門学生が有利になるかもしれません。

一方、大学ではデザインを中心としながらも幅広く一般教養を学ぶことのできるカリキュラムとなります。そのため、会社の中の広告部や企画部としてデザインに関わる業務であれば、一般教養も必要となるので、大学のメリットを活かせるでしょう。

その他、大学と専門学校の違いについて「学費」、「期間・時間数」の観点から見ていきましょう。それぞれ以下に紹介します。

学費

学費の平均は以下の通りです。

■大学
美術大学(4年・私立)平均約548万円
工学部 (4年・私立)平均約529万円

■専門学校(2年)平均約232万円

期間・時間数

学びに必要となる期間・時間数は以下の通りです。

■大学
4年間、124単位以上(1単位45時間の場合)5,580時間

■専門学校
1~4年間、800時間以上

専門学校は学費が安いうえに学ぶ期間も短いので魅力的に感じるかもしれません。しかし、専門学校の場合には目指すべき進路が変わったときに柔軟に対応できないというデメリットもあります。大学は一般教養も学ぶので、その分だけ方向転換が可能ではあります。「すぐに現場で活躍したい」、「その道を究めたい」と考えている場合には専門学校。まだ少し悩んでいるという場合には大学にするとよいのではないでしょうか。ただ、決意の固い人もそうでない人も一度は大学のオープンキャンパスや専門学校の体験入学に参加してみることをおすすめします。実際の雰囲気を肌で感じてみてください。そうして、ミスマッチのない進学先選びを実現させましょう。

ここから大学のオープンキャンパス・専門学校の体験入学の情報を探すことができます。いろいろと調べてみて自分の希望とマッチした学校を選んでみてください。

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同じ学校でも学ぶ学問や分野が異なれば、その中身も異なるものです。パンフレットやウェブサイトなどでは分からないリアルな情報が得られ、学校ごとの強みやポイント、授業の雰囲気やどのような先生がいるのかも分かるので、気になる学校にはぜひ行ってみることをおすすめします。
また、オープンキャンパスや体験入学の実施時には、入試に関する説明会などが合わせて実施されることも多いため、事前の入試対策としてもぜひ参加してみましょう。
いくつかの学校を見比べることで、本当にやりたいことや行きたい学校が見つかることがあるかもしれませんよ。