よくある質問
進路について

アニメの仕事に就くには大学と専門学校どちらにしたらよいですか?

「アニメが好きだからアニメ関係の仕事に就きたい」と考えている高校生にとって、進学先を大学にするのか、専門学校にするのかは悩みの種なはず。まずは進学先を決める前にアニメの仕事にはどのようなものがあり、具体的にどのようなことをしていくのかを知りましょう。ここでは、アニメの制作工程やアニメ制作に関係する仕事について見ていきます。最後に大学がよいのか専門学校がよいのか紹介していきます。

アニメの制作過程について

アニメというのは、いくつもの過程を経て制作されています。もちろん1人で制作するのではなく、それぞれを担当する専門家がいて、分業して作品を作り上げています。アニメの制作の過程は大きく分けると以下の3つです。

①プリプロダクション(準備段階)シナリオ・デザイン・絵コンテなど
②プロダクション(制作段階)原画・動画、背景美術、演出、3DCG、撮影など
③ポストプロダクション(編集段階)アフレコ、音響、編集など

それぞれを担当する専門家を総称してアニメーターと呼びます。

アニメの制作にはどういう仕事がある?

アニメに関係する職業にはどういうものがあるのでしょうか。ここでは仕事の種類を見ていきます。

・プロデューサー:企画者、出資者の役割
・監督:全体のクオリティーを担う役割
・演出家:表現方法を決める役割
・原画マン:キャラクターの動きのポイントを作画する役割
・動画マン:原画をもとに動き(中割り)を作画する役割

プロデューサーとは

企画案を決定する役割を担います。また、制作スタッフを集め、さらに資金の回収計画を立てます。

監督とは

作品全体を取り仕切る重要なポジションとなります。作画のチェックや、編集のチェックまでをおこない、作品全体の内容に責任を負います。

演出家とは

絵コンテを映像化させます。各スタッフに指示を出し、魅力的な見せ方を、監督と意思疎通しながらおこなっていきます。自分のイメージするものを作るために、自ら絵コンテを描くこともあります。

原画マンとは

原画とレイアウトを決めます。原画マンには高い画力が求められます。

動画マンとは

動きを作るためには原画と原画の間をつなぐ部分の作画が必要になります。その作画をするのが、動画マンとなります。制作スタジオに就職したらまずは、動画を担当するのが一般的です。ちなみに30分のアニメを制作するのに約300カット(場面の最小単位)が必要です。平均で5,000枚の作画が必要になります。

アニメの仕事に就くには大学と専門学校のどちらがよい?

アニメの仕事に就く場合には、大学と専門学校のどちらがよいのでしょうか。大学は基本的に4年間通うことになりますので、深く、そして幅広く学ぶことはできます。しかし、それに比べて専門学校はいち早く現場で仕事をすることができます。アニメの仕事は実力こそが重要になる世界です。少しでも早く現場に出て経験を積むことができる点は大きなメリットになるでしょう。前提として、深く広い知識を学びたいのか、それとも現場で実務レベルのスキルを早いタイミングから学びたいのか、自分はそのどちらなのか考えてみてください。

以上、アニメの仕事における進学先について見てきました。進学先に迷っている場合には大学のオープンキャンパスや専門学校の体験入学に行ってみることをおすすめします。実際の雰囲気を肌で感じてみてください。そうして、ミスマッチのない進学先選びを実現させましょう。

ここから大学のオープンキャンパス・専門学校の体験入学の情報を探すことができます。いろいろと調べてみて自分の希望とマッチした学校を選んでみてください。

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同じ学校でも学ぶ学問や分野が異なれば、その中身も異なるものです。パンフレットやウェブサイトなどでは分からないリアルな情報が得られ、学校ごとの強みやポイント、授業の雰囲気やどのような先生がいるのかも分かるので、気になる学校にはぜひ行ってみることをおすすめします。
また、オープンキャンパスや体験入学の実施時には、入試に関する説明会などが合わせて実施されることも多いため、事前の入試対策としてもぜひ参加してみましょう。
いくつかの学校を見比べることで、本当にやりたいことや行きたい学校が見つかることがあるかもしれませんよ。